<aside> 💡 PIAMYは「現在、戸籍上の性別が女性であることの証明をできる方」のみが使えるアプリとなっています。 女性と出会いたい女性のためのサービスとしてスタートしたにもかかわらず、そういった女性の中で利用いただけない方が出てしまうことについて、大変申し訳なく思っています。 本ページでは、この点についての当社の考え方を示します。

</aside>

利用条件について

PIAMYは「現在、戸籍上の性別が女性であることの証明をできる方」のみが使えるアプリとなっています。

つまり、自認する性別ではなく、戸籍上現在どちらの性別とされているか、のみを基準としています。そのため、自認が男性の方、Xジェンダー、ノンバイナリーの方のうち、戸籍上女性である人は使っていただくことができます。一方、自認が女性であるにもかかわらず戸籍上男性とされてしまっている人は現在利用対象外となっています。

また、戸籍上の性別の定期的な確認をしないため、登録後に戸籍上の性別が男性になった方も使い続けることができます。

このような条件を採用する理由

既存のレズビアンアプリに、女性を装った男性ユーザーが紛れ込む事案が多発しており(この問題は、男性による女性の性的対象化、そしてレズビアンが長く男性向けポルノの一ジャンルとして性的に消費されてきたことなどに起因していると考えます。)、安心して出会うことができないことを課題視し、戸籍上女性であることを経験したことがある方のみに利用ユーザーを限定いたしました。

性自認ではなく、戸籍上の性別を一律の条件としたのは、私たちが「その人が女性であるか」を判断することができないためです。

診断書等の提出によって性自認が女性であることを示せる方も入っていただくことももちろん検討いたしましたが、診断書が正式なものであるかどうか運営チームで判断することはほぼ不可能です。仮に虚偽の診断書を使ってサービスに入った男性がいるとしても、虚偽であることの証明ができないため、退会させることも難しくなってしまいます。

こういった状況が発生した場合、SNS等で関係のないトランスジェンダー女性に対するバッシングが巻き起こることが容易に想像でき、バックラッシュが厳しい現在、それは避けるべきことだと考えています。

このような条件が及ぼす影響について

トランス女性が実社会でも受け続けている差別を強化、想起しかねない審査内容になっていることは、大変申し訳なく思っています。

日本の性別変更のハードルが高すぎることにより、多くのトランス女性が戸籍上の性別を変えられないことで、さまざまな社会的困難に直面していることを私たちも憂慮しています。

現在進行中の裁判や今後の法改正に関心を持ち、トランスジェンダーの方々をサポートできる方法を考え続けたいと思います。

サービスの今後の展望

本来は戸籍上の性別によってユーザーを区切ることをしたくないというのが私たちの想いです。

将来的には、戸籍上の性別による審査をなくし、サービスの世界観に共感いただける皆様にご利用いただきつつ、それぞれの安全の確保ができるようなコミュニティ設計を技術的に実現したいと考えています。具体的には、監視通報システム、相互認証、AIによるレコメンド機能や、住み分けできるコミュニティの導入等を検討しています。

これらの実現には、技術的、財政的問題のほか、既存のユーザーへ理解を求めていく過程があり簡単なことではないですが、私たちは絶対に諦めたくないし、必ず数年内に実現できるはず、と現在邁進しております。

ユーザーの皆様と対話をし、アイディアを出し合いながら、一歩一歩進んでいきます。